旧東海道の全宿場を踏破するにあたり、江戸時代に制作された浮世絵「東海道五十三次」が参考になります。当時の様子を知っていれば、ウォーキングの楽しみも倍増するように思います。
「東海道五十三次」をテーマにした浮世絵は、保永堂版をはじめ約20揃いあるようです。しかし、ウォーキングの参考とする場合、それらの図版を宿場別に横並びで見較べたいのですが、現実にはそのように分類整理されていません。そこで、これらの中から代表的な10種を選定し、それらを自ら分類整理してみました。これらをじっくり眺めてみると、今まで見えていなかった新しい発見があるかもしれません。
※本ページの浮世絵画像は、各宿場毎に左から右へ、以下の順で掲載しています
①「東海道五拾三次之内(保永堂版)」、歌川広重、1834年
②「東海道五拾三次之内(行書版)」、歌川広重、1841-42年
③「東海道五拾三次之内(隷書版)」、歌川広重、1848-54年
④「東海道五拾三次(狂歌入)」、歌川広重、1840-42年
⑤「五十三次名所図会(竪絵東海道)」 、歌川広重、1855年
⑥「東海道五十三對」、歌川国芳、歌川広重、三代歌川豊国、1844-48年
⑦「雙筆五十三次」、歌川広重、三代歌川豊国、1854-57年
⑧「東海道五十三次之内(美人東海道)」、国貞(後の三代豊国)、1847-52年
⑨「五十三次(人物東海道)」、歌川広重、1947-52年
⑩「東海道五十三次絵本駅路鈴」、葛飾北斎、1806-10年